失敗しない羽毛ふとんの選び方

「日本睡眠科学研究所」認定 スリープマスターおすすめ
失敗しない羽毛布団の選び方
Point1 羽毛の種類
【ダック・グース・マザーグースを見分ける】
ダックはアヒル、グースはガチョウで、さらに体が大きいのがマザーグースです。体が大きくなるほどダウンボール大きくなり長持ちするとともに温かさが向上します。「マザーグース」は繁殖用として育てられた親鳥で羽毛も大きく、保温性に優れているので長く快適にご使用になられる羽毛ふとんをお探しの方にはおすすめです。

【産地は参考程度に】
一概に産地=品質とは言えません。ワインも同じ産地のものでも格付けがあるように羽毛にもランクがあります。一般的には寒い地域で育った水鳥の方が、寒さから身を守るために羽がふっくらと大きく高密度になるためかさ高性もよく、保温力が高いと言われています。実際には掛心地を体験して何枚かをかけ比べてフィット感や軽さなど着心地で選ぶことをオススメします。


【羽毛洗浄のこだわり】
羽毛を洗った後、その水がどのくらい透明になるか測定しますが一般的には透明度が500㎜が基準です。しかし西川ダウンはさらに厳しい1000㎜を基準ににしています。においの原因になる脂分やヨゴレを天然水と中性洗剤で洗浄し、すすぎの水が透明になるまでしっかりと繰り返して洗います。【フレッシュアップ加工がおすすめ】
羽毛原料からハウスダストの原因にもなる鳥のフケやゴミを取り除く除塵、ふっくらとした良いダウンだけを選び抜く選別がしっかりできているものを選びましょう。しかし実際に見分けるのは困難ですが、西川のフレッシュアップならこれらの工程が直営の工場で一貫して行われているため安心の目安になります。特に通し選別は西川ダウンのポイントとなる特別な工程で、本来のふくらみを取り戻した羽毛の中から更に上質の羽毛だけを再選別する特別な加工です。見落としがちですがチェックしてみましょう。


フレッシュアップ加工 加工前→加工後の比較。わずか3gでもこれだけふんわりの違いがでます

国内西川の工場で何度も除塵、選別を繰り返しダウンをピカピカに磨き上げます。

Point2 キルト(縫製方法)の種類
羽毛ふとんの中は片寄りにくくするためにいくつかの仕切られた部屋に分かれています。しかし羽毛を吹き込む時の入り口が開いているものは長年使っていくうちに、その隙間から羽毛が少しづつお部屋を移動し片寄ってしまいます。キルトの種類によっては片寄りを完全に防ぐものもありますので、購入の際には確認してみてください。メーカーによってキルトの名称は違いますので、購入する羽毛ふとんはどのような仕立て(キルト)になっているのかお店の人に聞いてみるのもいいでしょう。以下、西川のキルトについて、一般的なノーマルキルトは羽毛を吹き込む時の通し穴が開いたままになっており、経年の使用で羽毛が片寄りやすくなっています。ユニステークキルトは片寄りにくくするための工夫がされており長年のご使用にも耐えれる構造です。更にソリッドステークキルトは西川独自の構造で完全に羽毛が片寄らない構造となっており安心してご使用いただけるおススメのキルトです。

Point3 側生地の種類
しなやかでさわり心地の良いものを選ぶのがオススメです。カバーをかけるから生地は何でもいいと思っていても、実際に使ってみるとゴワゴワ感やシュルシュルといったすべる感じが快適さを損なうこともあります。また、羽毛は針穴のような小さな穴からも飛び出してしまいますので、ある程度高密度に織られた綿素材のものがおすすめです。ポリエステル素材の生地は軽くてやわらかいのですが、生地が薄く羽毛が吹き出しやすいものもあるのでよく確認してみましょう。ほかにも抗菌防臭加工などの衛生加工を施してあるものは、清潔で安心してお使いになれます。

羽毛を購入するときは①「ダウンの質」膨らみ具合、洗浄・選別、加工方法 ②「キルト(縫製)の種類」片寄りにくいキルトかどうか ③「生地の種類」しなやかさと耐久性 この3点をしっかりと確認して、最後は実際にお洋服を試着するようにお布団も体験して着心地を確かめてから購入することをオススメします。

 

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