熱中症対策~夜間注意~

夏の暑さが厳しい季節になりました。熱中症対策を意識する人も増えていますが、実は熱中症は日中だけではなく、夜間も注意が必要です。実際、夜の熱中症の発症率は約4割にも上るとされています。

夜間の熱中症の発生要因。
夜間の熱中症が発生しやすい要因は、以下になります。

気温の高さ:日中に暖められた壁や天井の蓄熱により、室温が上昇します。
湿度の多さ:夜間は湿度が上昇し、汗が蒸発しにくくなります。
風の少なさ:部屋を閉めきるため、自然の風が遮られてしまいます。

寝ている間の脱水に注意
睡眠中は知らないうちに汗が蒸発し、冬でも約200ml、熱帯夜には500ml以上もの水分を失っています²。入浴前や就寝前にコップ1杯(約200ml)の水を飲むことが大切です。水を飲むのが苦手な方は、水に寒天を加えた「水ゼリー」や甘さ控えめのスポーツドリンクもおすすめです。

熱中症対策の実践方法
夜間の熱中症を予防するために、以下の対策を実践しましょう。

1 寝具とパジャマの選び方:クールダウン効果の高い寝具と吸汗性のあるパジャマを選びます。
2 扇風機の活用:室内の風の対流を起こすために、弱めの首振り機能を利用します。
3 室温と湿度の調節:エアコンや扇風機を使用して室温を25~28℃、湿度を50~60%に保つことが重要です。

夜間の熱中症は症状を自覚しにくいため、予防が特に重要です。寝具や室温の調節、水分補給など、専門家のアドバイスを実践して快適な睡眠環境を整えましょう。健康な夏を過ごすために、熱中症への対策を怠らないよう心がけましょう!

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